白かえる通信Ⅱ=きて みて はっけん 上高地線=

信州の城下町松本から 山の玄関口新島々へ〜アルピコ交通上高地線の話題をお送りします。

2020年11月

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11月下旬。天気の安定した日が増えると、上高地線電車の車窓やその沿線から、北アルプスの山々の連なりを目にする機会が多くなります。今回は信濃荒井駅周辺で撮影したカットを何点かご紹介します。はじめは上高地線の定番撮影地「奈良井川鉄橋」の右岸側に立っての一枚。やって来たのは松本山雅FCのヘッドマークをつけたクハ3002+モハ3001編成。(14列車/信濃荒井-渚)
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奈良井川を渡ると上高地線は島立地区に入ります。信濃荒井駅と大庭駅の間には線路の周囲に田畑が広がり、北アルプスの見える日にはこのように常念岳・横通岳・蝶ヶ岳をバックにしたカットを撮ることができます。(左:12列車/右:10列車/大庭-信濃荒井)
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この区間は先に挙げた三座以外にも、燕岳、有明山、餓鬼岳といった山々も見ることができ、引きの構図を取れば大パノラマの中を走る上高地線電車...といった写真を撮ることも可能です。信濃荒井・大庭の両駅からも徒歩5分余りと気軽に来られるこの場所。これからの冠雪期は特に秀麗ですので、訪問の折は是非足をお運びいただきたいと思います。

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11月20日(金)よりスタンプラリー 企画『あつめて!全国"鉄道むすめ"めぐり』が再開となりました。これは鉄道ホビー事業を展開するTOMYTECが手掛ける「鉄道むすめ」に関連した企画で、当初は2019年3月21日〜2020年5月31日の予定でしたが、緊急事態宣言(都道府県を跨ぐ移動の自粛要請)に基づき中断していたものです。
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上高地線イメージキャラクター渕東なぎささんは、鉄道むすめではありませんが、ゲストキャラクターとしてこの企画に参加しています。スタンプ設置駅である新島々駅では再開にあわせ特製のポストカードを只今配布中(なくなり次第終了)。このような時勢もあり「密閉・密集・密接は避ける」や「乗車も少人数で!」といった感染症対策を呼び掛けています。なお、スタンプは駅事務所で保管されています。押印の際は駅員さんにお申し出ください。
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新島々駅ホームにはちょうど「なぎさTRAIN」が停まっていました。過去の「”鉄道むすめ”めぐり」では、スタンプラリー実施期間中、同編成に特製のヘッドマークを取り付けていましたが、少なくとも年内は現在のHM(アルピコグループ創立100周年)の掲出が続く見込みです。

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『変わりゆく西松本駅かいわい』

この日は松本駅のひとつ隣、西松本駅から沿線さんぽをはじめました。全長14.4kmの間に14の駅がある上高地線。平均して800m.ごとに駅(停留所)がある計算になりますが、ここ西松本に関しては起点の松本駅から僅か400m.(!)の距離にあります。開業は1927年(昭和2年)地元地区の要望を受けて開設された経緯があります。

一枚目は駅に入線する新島々ゆき電車です。以前は電車の背後にアルピコプラザ(松本バスターミナルビル)が見えたこの場所ですが、建設中だった東横インが完成。風景が変わりました。

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前述の通り、松本駅に程近い西松本駅ですが、通勤通学、特に電車と自転車を組み合わせて利用されるお客様の利用が多く、電車から降りた学生さんが自転車に乗り颯爽と去っていく姿がよく見られます。駐輪場も年々拡張され、最後には待合スペースの半分が駐輪スペースとなりました。もう半分の待合スペースはこの秋に内部の板が張り替えられました。
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駅のすぐそばで交差する道路は市道中条巾上線です。現在は2車線の歩道がない道路ですが、朝夕を中心に交通量の多い道路でもあります。現在、無電柱化・拡幅工事が進められており3年以内には歩道のある幅の広い道路となる見込み。まちの印象も大きく変わることでしょう。
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一見、変化の少ない上高地線沿線にあって、例外的に変化し続ける西松本駅界隈。それでも田川を渡る上高地線電車越しに北アルプスの山々を望む風景は今のままであって欲しいものです。

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この日は朝から渕東へ。線路の北側にある里山の紅葉は、赤や黄色の木々から橙色のカラマツへと主役が変わり、秋の終わりを感じさせます。まずは渕東東踏切付近で一枚。秋のやわらかな光線を受けて松本を目指す上り列車です。(14列車/アルピコ交通上高地線渕東-波田)
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続いては電車と城山のサイドビュー。(11列車/アルピコ交通上高地線波田-渕東)
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折り返しの松本ゆきは渕東支道踏切近くの俯瞰ポイントから。手前の尖った山は穴沢山。その奥のこんもりとした山は金松寺山です。実は今秋、渕東付近には何度も足繁く通ったのですが、どんよりとした曇り空に当たったり、そもそも紅葉が進んでいなかったり...と泣かされ放しでした。沿線に通う者の宿命とはいえ...中々思い通りにはゆきません。(16列車/アルピコ交通上高地線渕東-波田)

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渕東と同様に今秋繰り返し訪れているのが、渚と信濃荒井の間にあるこの奈良井川鉄橋。昔から上高地線の定番撮影スポットとして知られていますが、筆者はこの東山をバックにした構図が気に入っています。(27列車/アルピコ交通上高地線渚-信濃荒井)




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引き続き秋深まる11月の上高地線沿線を歩きます。はじめは北新・松本大学前駅そばのカーブで写した一枚。線路の向こう側には、ケヤキをはじめとした落葉樹による雑木林が、赤や橙、黄色に葉の色を変えていました。
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秋の風物を主役に撮影したカットも。左は下新駅そばの線路側にて。柿の実たわわ。右は前回の記事でもご紹介した渚駅そばの戸隠神社境内での一枚。どちらもグレーとオレンジ色のリバイバルカラーが丁度運用に入っていた日で、絡めて撮ることができて満足です。

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こちらは渕東駅付近。田村堂・波多神社へと向かう坂の途中に大きな柿の木がありました。写真では分かりにくいのですが、ブンブンと飛び回るアシナガバチを気にしながらの一枚です。これまでは電車を主役とした写真を撮ってきた筆者ですが、今後はこうした写真にも挑戦。弊通信でも折を見て紹介したいと考えています。


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