白かえる通信Ⅱ=きて みて はっけん 上高地線=

信州の城下町松本から 山の玄関口新島々へ〜アルピコ交通上高地線の話題をお送りします。

2020年10月

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10月も残すところあとわずか。山々を彩る紅葉は、上高地線電車の走る平野部でも色づいた木々を見掛けるようになりました。こちらは下新駅南西からみた風景。畑の中に土手で囲まれた一角があり、その中に枝を大きく広げた欅の木がありました。
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続いて波田駅近くの線路側に延びる遊歩道「ゆずりあいの道」での一枚。この沿道には旧波田町の花、ツツジ、町の木アカマツが主に植えられていますが、それらに混じってナラ科の木もあり、時期になると橙や赤色へと姿を変えます。
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こちらは渚駅付近。戸隠神社の境内に植えられたモミジは、赤や黄色に色づき通る人の目を楽しませます。線路側に出ると今度はマンションの敷地に植えられた真っ赤な欅。市街地でもこうして本格的な秋の訪れを感じることができます。国道を超える築堤を下ってやってきた新島々ゆき電車と一枚。


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紅葉の盛りを迎えた10月下旬の上高地。写真は10月20日頃の河童橋付近の様子です。今年6月に撮影した写真と比べるとお客様の数は倍、もしくはそれ以上との印象も受けます。実際に、先の9月19日〜22日にかけての連休には、上高地〜さわんど地区間のシャトルバスは最大2時間待ち...といったニュースも流れました。


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こちらはバスターミナル。長野県内外の事業者の貸切バスの姿をみることができました。バスのフロントガラスの掲示をみると、小・中・高校の遠足や課外授業、もしくは国内の旅行代理店が主催する個人向けツアー、このいずれかでした。
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こちらは平日夕方の新島々駅。松本ゆき電車にハイカーのお客様が乗り込みます。10月中旬以降、列車によっては最大60名ほどのお客様が、同駅からバスへ(から)乗り継ぐことがあるそうです。

現在「GoToトラベル」事業を利用した旅行商品として「GoTo  KAMIKOCHI」が販売されています。松本↔︎上高地の電車・バス往復券(通常5000円)に上高地温泉ホテルの入浴券・地域共通クーポンなどがついて、大人1名3575円(割引前料金5500円)と破格の値段。なおGoToトラベルについては「感染症拡大防止と観光振興の両立を目指す」ことが謳われています。旅行の際には遵守事項を確認の上、旅先での実践を心がけましょう。

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アルピコ交通の前身「筑摩鐵道」が創立されてからちょうど100年目に当たる2020年。同社を中核とするアルピコグループでは、創立100周年を記念して様々な企画を展開しています。上高地線電車では3月より創立100周年をPRするヘッドマークを取り付けた電車を運行していますが、この10月より新しいデザインのものに変更されました。
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新しいヘッドマークは「なぎさTRAIN」に取り付けられています。(10月20日現在)デザインは上高地線のイメージキャラクターである「渕東なぎさ」さんと松本の民芸品「松本手まり」をあしらったもので、松本方のモハ3005号車にはグリーン(1枚目の写真)新島々方のクハ3006号車にはピンク基調のものがそれぞれ掲出されています。
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お馴染みのミニヘッドマークも好評販売中。価格はピンク・グリーンとも2200円です。(松本市のプレミアム商品券でも購入することができます。)取り扱い箇所は新島々・波田・新村の駅窓口です。いずれも数量限定・1回限りの生産品につき、品切れの際はご容赦ください。

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この日は下新駅周辺で数カット撮影しました。1枚目は駅から歩いてすぐの場所にある緩いインカーブ。アルピコグループ100周年のヘッドマークを着けたモハ3003+クハ3004がやって来ました。アルピコグループの祖業である筑摩鐵道の創立は1920年。その翌年の1921年10月2日に、当時の島々線の松本-新村(6.2km)が開業します。
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場所を変えて。こちらは線路の南側、北アルプス北部、鹿島槍ヶ岳などが見えるポイントです。先ほどの電車が新島々ゆきとなって戻ってきました。次の北新・松本大学前駅で降りる学生さんでしょうか。遠目に見て分かるほどに車内は混雑しています。(松本大学はこの10月からキャンパスでの授業を再開しています。)
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上↑↑の地点から西へ目を転ずると、山々の向こうに岐阜との県境にある乗鞍岳が見えます。初冬〜春にかけての雪に覆われた姿のイメージが強いこの山ですが、夏〜秋にかけても度々こうして両翼を広げたような姿を我々の前に現します。

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所用のため本日の沿線さんぽはここまで。下新駅より電車に乗ります。ここ下新駅にはホーム上に小さな駅舎が建っています。この駅舎は1997年に建てられたもので、そのログハウス風の意匠は、度々ご紹介している北アルプスと好対照を成しています。

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秋空の上高地線沿線。渕東駅付近の田んぼは全て刈り入れを終えて、秋空の下には、一面ベージュ色の大地が広がっていました。やって来たのは新島々ゆき電車。紅葉見物でしょうか、山に向かう様子のお客様の姿も車内にちらほら。
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カメラを振ってもう一枚。島立て乾燥中の稲藁と上高地線電車を捉えます。こうした昔ながらの稲藁の乾燥風景は、機械による刈り入れが一般化した今日、見掛ける機会が少なくなりました。

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田んぼは終わりましたが、渕東駅の前にある小さなりんご畑では、ほんのりと赤く色づいたりんごの実が見られました。また沿線の各所では橙色の実をつけた柿の木を見ることも出来ます。深まる秋の上高地線です。

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