白かえる通信Ⅱ=きて みて はっけん 上高地線=

信州の城下町松本から 山の玄関口新島々へ〜アルピコ交通上高地線の話題をお送りします。

2020年08月

IMG_9503
8月もいよいよ終わり...ですが、来週にかけてまだまだ暑い日が続きそうな信州松本です。この日も夏日の照り付ける上高地線沿線へ。空には入道雲、線路ぎわにはヒマワリ。盛り土の上を新島々ゆき電車が駆け抜けてゆきます。夏らしい一枚をとること撮ることができました。
IMG_9386
再び、下新-大庭の間にある北アルプスを望むいつものポイントへ。雲ひとつない空にくっきりと浮かぶ山の稜線、光線も申し分ない環境です。この場所にはこの数年特によく通っていますが、夏場にこれだけの好条件が揃うことも珍しいことです。(16列車 アルピコ交通上高地線下新-大庭)
IMG_9393
気を良くして奈良井川の右岸へ。結局この日も大庭〜下新〜信濃荒井〜渚と歩き回り、腕もうなじもこんがりと日に焼けたのでした。(18列車 アルピコ交通上高地線下新-大庭)

IMG_9493
○ナゾの大ワラジ

奈良井川鉄橋の南側には日本下水道事業団の松本分室があり、松本市の下水道インフラの維持管理業務に当たっています。敷地には大小様々な樹木、植木がみられますが、そのうちの一つに写真の物体が掛けられていました。見たところ、寺社仏閣等で見られる「大ワラジ」のようでもあります...。何かご存知の方はコメント欄に情報をお寄せください。

IMG_9295
(第1022回から引き続き)天気が良いのでまだまだ沿線さんぽを続けます。やってきたのは下新駅〜北新・松本大学前駅の間にある緩やかなカーブ。常念岳、餓鬼岳、燕岳など名峰と電車を一緒に眺めることのできる場所です。
IMG_9302
この場所では、長野・岐阜の両県境に聳える乗鞍岳もみることができます。最高峰の剣ヶ峰は標高3026m.上高地線の沿線で見ることのできる山としては槍ヶ岳に次ぐ高さです。冬季にはいち早く雪が積もり真っ白な姿でその存在感を示す山も、この猛暑の夏にあっては雪もほとんど姿を消し、遠く霞んで見えるばかりです。
IMG_9337
北新・松本大学前駅近くまで来ると、畑の片隅でひまわりの花が咲いていました。上高地線沿線ではこの数年、松本大学・JA松本ハイランド新村支部青年部による「ひまわり畑」がひとつの名所となっていましたが、昨今の情勢を受けて今年は作付を中止。電車とひまわりをあわせた写真はお預けかな...と半ば諦めかけていただけに嬉しい出会いです。ただ連日の猛暑にひまわりもお疲れ気味。これにて本日の沿線さんぽも終了です。

IMG_9307IMG_9298
記事の終わりにもう一枚。撮影中、空を見上げると、波状の雲に加え「うろこ雲」や「いわし雲」と呼ばれる巻積雲が出ていました。体感温度こそ高いとはいえ、秋の訪れを感じる風景です。(下新-北新・松本大学前)

DSC_0725
上高地線では「ギャラリー上高地線電車」を運行しています。これは沿線で活動する個人・グループの平面作品を電車車内に展示する取り組みで、前身のギャラリーTRAIN時代を含めると既に10年以上続いています。
DSC_0726
現在は沿線の新村地区で活動する「新村地区福祉ひろば 絵手紙の会」のみなさんの作品が展示されています。季節の花々や植物、身の回りの風物が素朴なタッチで描かれ、飾り気のない一言が添えられています。中には、昨今の状況を受けて、読む人を励ますような言葉も。
IMG_9479
「新村地区福祉ひろば 絵手紙の会」の皆さんの作品は、写真のモハ3007+クハ3008の車内にて展示しています。(アルピコ100周年ヘッドマークが目印です。)ご乗車の際は網棚の上に目を向けてみてください。ほっこりとした気持ちになれるかも?

DSC_0732
"第2波"といった見解も出た新型コロナウイルスの流行。新島々駅にある「渕東なぎさコーナー」にも「コロナに負けるな!」の文字がありました。山ガール姿の渕東さんについてはマスクを着用。電車・バス乗車時のマスク着用を呼び掛けています。
DSC_0721 2
新島々=上高地の路線バスは8月17日より再び本数を減らしての運行(通常16往復→11往復)となっています。また、さわんど地区=上高地のシャトルバスについても1時間に1本と本数を減らしての運行となっており注意が必要です。入山の際は、最新情報をアルピコ交通公式サイトにてお確かめください。
IMG_0554
これもコロナの影響でしょうか。今年の上高地は野生動物、特にツキノワグマの目撃が「普段の年を上回るペース」で相次いでいます。森に餌が少なくなる7月以降は、上高地内の施設のゴミ箱や倉庫を漁ったクマもおり、8月には人身事故が発生。当該キャンプ場が閉鎖される事態となりました。その一方で「人前に出てきたクマを観光客が取り囲んで写真を撮っていた」などという話も聞きます。我々はあくまでも野生生物の生息域に「入っていく」側であることを忘れてはいけませんし、不用意な接近は避けねばなりません。

IMG_9250
この日も熱中症注意情報が出された信州松本。午前中の比較的涼しい時間帯に沿線へと足を運びます。まずは弊通信お馴染みの下新-大庭へ。雲ひとつない空に夏の装いの北アルプスが聳えます。じりじりと太陽が照り付ける中を松本ゆき電車がやってきました。

IMG_9257
『2つの"しましま線"』
同じ列車でもう1カット。電車の背後に鉄塔が見えますが、これは中部電力のもので、島立地区から島内地区の変電所を結んでいます。「島島線」と呼ばれることもあるそう。上高地線も昭和30年までは正式名称を島々線といい、今でもそう呼ぶ人がいます。この2つの"しましま線"が交わるのがこのポイントです。

IMG_9273 2
場所を移動して次の上り列車を待ちます。ほんの30分ほどですが、薄い雲が出てきて太陽を隠してしまいました...。こうして同じ場所に通っていると「何度もよく来るね〜」と運転士さんにも笑われてしまうのですが、ベストな条件を求めればこそ。
IMG_9246
『大庭駅パークアンドライド駐車場のご案内』
上高地線大庭駅には、松本市営のパークアンドライド駐車場(50台)があり、1日200円(入庫後24時間ごとに200円)で利用できます。筆者も撮影や松本市街地に出掛ける時によく利用します。(パークアンドライド駐車場は新村・森口・新島々駅にもあります。)

このページのトップヘ