白かえる通信Ⅱ=きて みて はっけん 上高地線=

信州の城下町松本から 山の玄関口新島々へ〜アルピコ交通上高地線の話題をお送りします。

2020年07月

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渕東駅から新島々駅へ1駅移動。乗り込んだ電車には、造花が飾られていました。電車車内への花の飾り付けは、2017年6月に松本で開催された「花いっぱい運動全国大会」にあわせてはじまったものです。(松本は花いっぱい運動の発祥の地でもあります。)「お客様に楽しんでいただきたい」と、シーズンになると運転士さんが飾り付けをしています。
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新島々駅窓口で「ザ・バスコレクション第28弾(日野HIMR)」を購入しました。新島々営業所に所属する10071号車(松本 ・・94)が1/150スケールの模型で再現されています。この日は隣接する車庫で実車の姿もみることもできました。
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駅から徒歩3分ほどのところにある梓川の堤防から新島々駅・新島々営業所方面をみた様子です。この日はダイヤが通常に戻る前日で、運行の本数も限られていたため、車庫には多くの車両が止められていました。写真右手の三角屋根は旧島々駅舎です。
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△△の風景から180°視点を転じると梓川が見えます。この位置からは、通常ですと対岸の八景山(やけやま)地区へ通ずる沈下橋(八景山橋)が見えます。この日は強い雨が収まって2日後でしたが、上流の稲核ダムで放流が続いていたこともあり、橋は水中に没したままでした。

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7月18日(土)より、通常ダイヤでの運行が始まる上高地=新島々間の路線バス。これに伴い5月17日から続いてきた特別ダイヤによる運行(※5月17日〜31日は1日3往復/6月1日以降は1日6往復)は終了となりました。写真は特別ダイヤ最終日の7月17日に撮影した新島々14時15分発の上高地行きバスです。20名ほどのお客様が乗車されていました。
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バス利用のお客様の多くは電車からの乗り継ぎでした。4月中旬の開山以来、久々に見る山の玄関口としての風景です。なお7月14日付の信濃毎日新聞によると、今年6月の上高地線電車の定期外利用は前年同月比27.4%(72.6%の減少)5月の11.5%、4月の19.5%に比べると減少幅に改善がみられますが、依然厳しい状況が続いています。
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上高地に関しては、7月15日以降、旅館・ホテル・付近の山小屋を含めた多くの施設が営業を再開しています。ただ、このコロナ禍に加え、4月から続く群発地震、先日の大雨による土砂崩れによる一時孤立など、普段とは異なる状況が幾つも重なっています。訪問の際は、現地のインフォメーションセンター等で最新の情報を入手することをおすすめします。

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7月に入って以来、なかなか良いお天気に恵まれない信州松本。この日の上高地線沿線も、空一面を白い雲が覆い、時折小雨のパラつく散歩や撮影をするには余り気乗りしないお天気でした。上の2枚は渕東駅のそばで撮影したものです。田畑の中にある一面一線の無人駅の片隅ではあじさいが花を咲かせていました。
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渕東=えんどうは言うまでもなく、上高地線イメージキャラクター渕東なぎささんの名前の由来となった駅です。駅構内には写真のような駅名板が設置されています。公式の設定によると渕東なぎささんの身長は152cm。駅名板に取り付けられたパネルはほぼ等身大です。 IMG_8897
雨を気にしながら東に移動して上り列車を撮影。線路側に生えた様々な草は、先々月頃に綺麗に刈り取られた筈ですが、ススキなどは2ヶ月経ったこの時点ですっかり勢いを取り戻していました。

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九州をはじめ各地で大きな被害が出ている令和2年7月豪雨。上高地線が走る長野県も7月7日から8日にかけて例年7月ひと月分の降水量を観測しました。7月8日の朝には松本市全域で初めてとなる大雨特別警報が発表されました。上高地線電車については、この大雨に伴う停電が発生し、同日の7時30分頃〜正午前まで全線で運転を見合わせました。
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8日現在、上高地線電車は平常通りの運行に戻りました。一方で、新島々〜上高地間のバスについては7日・8日・9日の3日間終日運休となりました。これは国道158号線で土砂流入が相次いだためで、9日現在も中ノ湯付近で通行止めが続いています。この影響により、上高地では一時200人余りが孤立したとのニュースも報じられました。上高地はこの先の7月14日に全施設が営業を再開、アルピコ交通が運行する新島々=さわんど=上高地間のバスも7月18日より通常ダイヤでの運行が予定されていますが、影響が最小限に止まることを願うばかりです。

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新島々駅前には国道158号線の通行止めを知らせる看板が設置されていました。道路を維持管理する松本建設事務所の情報によると、通行止めが解除は7月15日を予定しているとのことです。新島々=上高地間のバスについては、通行止めが解除され次第、運行を再開する見込みとなっています。お出掛けの際は、アルピコ交通公式サイトの情報をご確認ください。

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さて、こちらは9日の新村車両所の様子です。「なぎさTRAIN」(モハ3005+クハ3006)が今月7日より重要部検査に入ったことは既報の通りですが、この日は仮台車への履き替え作業が行われていました。使用されていた台車はトラックで運ばれ、東京の工場で検査を受けます。
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「なぎさTRAIN」が掲出していた「アルピコ100周年」のヘッドマークはモハ3007+クハ3008編成で引き続き見ることができます。また、昨年好評を得た渕東なぎさの声(CV:新田恵海さん)による車内アナウンスも同編成に引き継がれています。車内アナウンスは、土休日の特定の列車で放送されます。(実施列車など詳しくはアルピコ交通公式サイトをご覧ください。)

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上高地線を走る3000形電車は1999年から2000年にかけて4編成8両がデビューし、現在も同線で活躍を続けています。このうちモハ3005+クハ3006の2両は2013年3月よりラッピング列車「なぎさTRAIN」として運行。車体の内外には上高地線イメージキャラクター「渕東なぎさ」さんをあしらって同線のPRに一役買っています。(写真は6月20日の朝、渚駅で撮影したものです。)
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この「なぎさTRAIN」にアルピコグループ100周年を記念したヘッドマークが掲出されています。ヘッドマークは写真の青基調のものと赤基調のものの2種類。7月4日からは関連グッズの販売もはじまりました。販売箇所は新島々駅・波田駅・新村駅(営業時間7:20-15:05)の3箇所です。この機会に是非お求めください。

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こちらは普段の「なぎさTRAIN」北アルプスの稜線をデザインに採り入れた専用のヘッドマークにも注目です。なおこの「なぎさTRAIN」(モハ3005+クハ3006)ですが、4年に1度の重要部検査が行われるため、7月7日より9月頃まで運行を"お休み"します。訪問の際はお気をつけください。

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