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アルピコ交通上高地線は令和3年8月14日(土)に「田川橋梁」(西松本-渚/松本起点0.4K)が被災し、以来約2ヶ月に渡って、松本駅〜新村駅(6.2km.)で運転見合わせ・バスによる代行輸送が続いていました。10月8日(金)からは、運転見合わせ区間のうち、渚駅〜新村駅の間で電車の運行が再開。これに伴い、バス代行区間も松本駅〜渚駅(約1km.)に短縮されています。
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写真は、10月11日(月)朝の渚駅の様子です。雲ひとつない秋空の下、北アルプスの山々をバックに上り列車がやってきました。電車の前面や側面には「松本-渚間代行バス|渚(松本)↔︎新島々」の表示を取り付けています。到着した列車からは通勤・通学のお客様が多数下車。朝6時台〜8時台は、ひと列車につき100人〜150人のお客様の利用があるそうです。
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代行バス乗り場は駅から80m.離れた「コードー信越」様の敷地内に設けられました。使用されるバスは、定員40名~60名の比較的小ぶりな車種となりました。バス代行区間が約1km.と短いことや、周辺の道路環境を考慮したものと思われます。この写真を撮影した10月13日(水)の朝は、上り下り合わせて6台が投入されていました。
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渚駅までの運転再開に当たり、同駅には新たにATS(列車自動停止装置)や信号機が設置されました。素人はつい「(被災箇所手前の)渚駅まで電車を動かせばいいじゃないか」と簡単に考えてしまうのですが、その実現には、こうした保安設備の設置や認可に向けた事業者の努力や、バス代行実施に向けた地域の関係者の協力があることを記したいと思います。
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渚駅の松本方には車止めが設置されており、電車はこれ以上先に進むことができません。早ければ来年の夏と言われている、田川橋梁の復旧と全線での運行再開。錆びたレールに再び輝きが戻る日が一日も早く来ることを願います。